農園のご紹介


森梅園の梅は、1961年に初めて植えられました。
1年目、2年目、3年目。収穫できたはずの梅の実は、苗に雑種(よくない品種)が混ざり、出荷できなかったのでした。
それでも、植え替えて、剪定技術をみがき、ノウハウを積んで20年目。大山町という産地でも「1番の腕をもつ」と言われるほどに。その熱い想いは、育てている梅に表れています。健康に育った梅は肌つやが違い、ひかり輝いています。

森梅園の青果梅で梅干しを漬込んだお客様から頂いた言葉。
「今までで一番良くシソの色が付きました。そしてやわらかい。来年も是非注文したい。」

梅を育てて50年が過ぎました。今では森梅園独自の栽培技術で新しい枝立て(植栽形)を考案。多くの実に太陽をあて収穫量をあげる工夫や、品種改良をして独自の新品種を選抜育成しています。

「毎年毎年が1年生。50年育ててきても、50回違う顔を見せるのが梅であり農業です。」
どうぞ森梅園の畑を見においで下さい。

うめの栽培で50年、現在7品種のうめの木を大切に栽培しています。
・1961年植栽
・栽培面積 230a(アール)
・年間生産量30t(トン)
梅の花芽をたくさんつける技術、そして健康な実を育てる技術で、これからもお客様に納得のいく農産物を提供していきます。

① 梅栽培の技術


どんなものでも作り手が変わると全く違うものが生まれます。我家の青果梅は健康に育てるので肌がピカリと輝いて元気そのもの。自家製堆肥、芽かき、夏冬の剪定、剪定した木を燃やして抽出した木酢液での低農薬に努め、1年間大切に愛情注いで育てています。

② 適期に収穫


熟した梅の実を1粒1粒丁寧に収穫し、漬け込みます。一本の梅の木でも上部と下部、北向きと南向きでは熟し具合が違います。収穫の時期は、毎日時間をかけて見極めてから大切に手でちぎります。

③ 昔ながらの梅干し


健康に育てた自家製の赤紫蘇をたっぷり使い、ミネラル塩だけで漬け込みます。無添加、無着色の昔ながらの梅干しです。梅の成分を損なうことなくそのまま漬け込んだ梅干しは、ミネラルが豊富で強力なアルカリ性食品。酸っぱさゆえに身体に良いのです。体を中和し、クエン酸をたっぷり含む梅はレモン以上に優れた疲労回復食。また、腸内細菌のバランスを保ちつつ、下痢、腰痛などの症状を改善してくれます。

④ 手作業で詰めています


お客様からご注文いただいて初めて樽から梅干しをザルに上げます。梅干しは柔らかくてとてもデリケート。梅酢の水気を切り、1粒1粒梅の裏表を見て手作業で詰め込んでいきます。